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2008年10月19日 (日)

写真展にて

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本日、菊池哲男さんの写真展を見に、六本木の東京ミッドタウンへ。
(初日にお出かけしたえびさん、その記事に触発されてお出かけしたシャインさんに 山スキー関連でも菊池さんについて詳しいMINMINさんリンクさせていただきます。)

所用があった夫と待ち合わせて行ったので、夕方5時半頃。そのせいか、見学している人はそんなにたくさんいなかった。

姿は見えないものの、どなたかの質問に答えているご本人の声が聞こえる。

写真集を持っているので、記憶がある写真がほとんどだけれど、大きくて艶やかな写真を生で見るのは迫力が違う。

登ったことのある山もあるから、夫と写真を撮っている角度のことや、星や月の光のようすなど、小声で語り合いながら、じっくりと拝見。

月明かりの、神秘的な色は不思議な気配。闇に浮かぶ水芭蕉を前景に多数の星を背景にした白馬も印象的だった。

横に展示してあったグループ展(プロの方たちの)の写真も見学。こちらも、ひとつひとつゆっくり眺める。

最後にもう一度、菊池さんの写真を・・と思っていたら、ご本人がゆっくりと自分の作品を眺めているところに遭遇。

勇気を出して声を掛けてみる。『写真集も素敵でしたが、こうやって大きな写真で拝見すると、とても迫力あって色が美しいですね。』・・と。

こんな陳腐な声かけにも関わらず、丁寧にお返事して下さる。

『写真集の小さな空間と違い、より本当の自然を感じ取ってもらえると思います。』

その後、しばしお話をすることができて、人が空いた時間に行ったことと、夫が一緒だったことに感謝。

だって、私一人だったら、『素敵でした・・・』で終わっていたかもしれない。

ずいぶん長い時間山に入っているのですか?と聞いたら、冬の場合、危険も察知して行動しなくてはならないから、そんなに長期で入るということにはならないこと・・山スキーで俊敏に移動するということもある・・など、冬山での撮影のようすを教えて下さる。

頂上の小屋に長期滞在して撮ることもできるけれど、それはまだ先のことでよいと思っている・・今は麓から登っていくことで、山の気配を十分に感じながら気持ちを高めていきたい・・

撮影するときは、山の気配に十分に浸りたいので、一人で行動することがほとんどであるということ・・

撮影に際しては40キロくらいの荷重ですか?との夫の質問に、大体それくらいですが、時には山スキーをさらに担ぐようなこともある・・とのこと。胸までのラッセルになって、行き着かないようなこともあったとか・・・

そんなこんなをお話していたら、突然横の外国人の男性のところに飛んでいった。何事?と思っていたら、なんと不用意にも、その男性が写真に触れていた。手の油が一旦ついてしまったら、もうどうしても取れないのです・・と言いながら戻ってきたけれど・・・

わかりました・・という曖昧な気配を漂わせていたにも関わらず、その人たちの連れである女性(日本人)が今度は案内の葉書で写真を差して喋っている。

これはガラスではないから、葉書でもぶすっと破けるんですよ・・と注意しても、気がつかない(つかないふり?)

いろんな人がいるのだなあ・・とびっくりしてしまう。

そんなアクシデントがあったものの、とにかくお喋りができて楽しかった。

夫が山から入ったのですか?それとも写真から?と尋ねたとき、山からですね・・途中山に夢中になって写真から少し遠ざかったこともあります・・・という飾らない言葉。

月明かりは柔らかくて美しいですね・・という私の言葉に、月のやわらかな光と黒い暗闇の部分のコントラストが大切・・・と、絵が好きな方らしい言葉。

素朴で繊細な人柄が感じられた。

やはり生のものに触れると栄養を吸収できるような気持ちになる・・・。
これから、ここで行われている写真展に、できるだけ足を運ぶようにしよう。

(言葉は、一度聞いてから私の中を通過しているので、菊池氏が語られた内容と少しニュアンスが違ってきているとと思うので、その点はご了承ください。)

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コメント

あたしのいー加減な写真展の情報とはえらい違いの
実に素晴らしい記事です(;´▽`A`` やべ
菊池さんとお話出来たんですね。
あたしは声を掛ける勇気はとても。
つか初日だったせいか知り合いのご挨拶洪水でそんな余裕もなっしんぐ。
本買ってないしずーずーしいかなって思って(笑)
ぴとこさんは以前にお話を聞いてるし、写真集も買ってるし
実物を見て人の何倍も感慨深かった事でしょう。

写真を触ってしまう人やハガキで指すなんて
実にチャレンジャーな人たちがいたもんですねぇ。
本人は気が気ではないでしょうに。
TB、受け付けてないよーなんでリンクさせて頂きました。

投稿: えび | 2008年10月20日 (月) 午前 12時25分

【えびちゃん】

私も、勇気なんてない・・(^^;

今回は、人が全くいない瞬間があって、ご本人も手持ち無沙汰のようで・・

そこで、夫に、【ねえ、話しかけてみたいからそばにいてくれ。】と頼みこみ・・・(笑)

とってもラッキーだったし、お人柄が感じられて、ますます写真が輝いてみえました(目が★になっていたかも^^)

本当に、ご本人、気が気でないという風情でした。もう一回触ったら、●●ドルで買い取ってもらう・・と言うから・・・と、冗談と本気半分で。まったくですね。

TB・・・どうも変でごめんなさい。

私もリンクさせてもらいました。

投稿: ぴとこ | 2008年10月20日 (月) 午前 06時36分

私も今回、なんとか行きたいと思っているところですが、仕事の具合もあるので・・・・。

いっぱいしゃべれてよかったですね! 羨ましい♪

それにしても、外人さんと連れの日本人、ほんと賠償もんですよ!! 酷い。手の油は写真の変質に繋がるから。

投稿: MINMIN | 2008年10月20日 (月) 午後 08時34分

【MINMINさん】

午後8時までだから、仕事帰りというのはなかなか厳しいのでしょうか。
ぜひ、行けるといいですね。

写真事件は、本当にちょっとひどすぎると思いました。

写真のことについては、自信を持っていろいろな試みを語られていたのですが、山スキーの話に関しては、謙虚な人だ・・という印象を受けました。それは自然の素晴らしさと怖さを知っている人だからなのでしょうか。

投稿: ぴとこ | 2008年10月20日 (月) 午後 08時55分

チョッと嫌な場面にも遭遇して嫌な思いもしたようだけれど先生とお話もできて内面の素晴らしいものを感じ取られたのでしょうね~良かったね!

記事を読んでいたらそそられちゃうな、私も足を運んで芸術の秋に親しまねばmaple

投稿: 千春 | 2008年10月22日 (水) 午後 03時16分

【千春ちゃん】

ちょっと驚いた場面だったけれど、菊池さんの態度は穏やかで冷静だったから、イヤな思いはしなかった。

ますます・・ファンになってしまったりして^^

私の記事なんぞより、生の写真です。ほんと。芸術の秋、写真撮影に加えて、素敵な写真を生でたくさん見たいと思うね。

この写真展、明日まで・・最終日は14時まで!

投稿: ぴとこ | 2008年10月22日 (水) 午後 04時08分

ぴとこさん、こんばんは。
暫くPCの故障で、ブログをサボってました(^^;
昨日、私も写真展に行って来まして・・・
ぴとこさんの記事を拝見し、リンクさせて頂いてますぅ。
菊池さんはあいにく離席されてて残念だったんですけど、
こちらで、その素敵なお人柄を知り嬉しかったでぇす。

>やはり生のものに触れると、栄養を吸収できるような気持ちになる・・・
良い言葉だなぁ・・本当ですね♪
心が満たされました、また出向いてみたいと思いますぅ。

投稿: シャイン | 2008年10月23日 (木) 午後 08時00分

【シャインさん】

こんばんは。

リンクして下さったのですね。どうもありがとうございます。私は運よく見学者が少ないときに居合わせることができて、ラッキーでした^^

生の(という言い方も変ですが)大きな写真は、迫力ありますね。

秋は、写真や絵画など、いろんなものを見にいきたくなります。

山も行きたいけれど、芸術の秋も味わいたいですね^^

投稿: ぴとこ | 2008年10月23日 (木) 午後 10時02分

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